魔の2歳児!イヤイヤ期突入の我が子への接し方!やってはいけないNG行動は?

育児

「いや!」「ちがう!」「やだ!」何をするにも、反抗的になってしまう2歳児特有の「イヤイヤ期」。世の中のママ全員が、頭を悩ませていますよね。

イヤイヤ期だと分かっていても、毎日「嫌だ」と言われて、ついつい感情的になってしまったり、きつく当たってしまったり、ママにとっては試練の連続です。

そんな「イヤイヤ期」真っただ中の2歳児には、どう接したら良いのでしょうか?

イヤイヤ期にやってはいけないママの行動があるのはご存知でしょうか?「イヤイヤ期に入る原因」や「いつまで続くのか」も、合わせて解説していきます!

イヤイヤ期の2歳児への接し方・アドバイス

1.他のことに気をそらしてみる。

気をそらす接し方は、1歳ころから有効な方法です。イヤイヤ期によくする行動でもある「床に寝そべる」「足をバタバタさせる」など、「ここを動きたくない!」そんな2歳児には、他のことに気をそらしてみましょう。

お気に入りのおもちゃや絵本、ここぞと言うときにはお菓子でも構いません。とにかく、「ハッ!」とするような物でそらしてみてください。

ただし、気をそらす接し方は小さな子どもにしか効き目がないため、だんだんと効果が薄れていく場合があります。

2.見通しを持たせる。

1つのことに集中していると、次の行動に切り替えることが上手く出来ないのが2歳児です。

ただ、だんだんと言葉が理解できるようになってくると、簡単な声掛けをするだけで、次の行動の見通しを持つことが出来るようになります。

例えば、「ごはんのあとは、お風呂に入ろうね。」だとか、「お家に帰ってきたら、手を洗おうね。」など、日常の会話から始めてみましょう。

そうすることで、1日の流れや習慣を理解して、イヤイヤ期をよりスムーズに乗り越えることに繋がります。

3.選択肢を与えてみる。

イヤイヤ期は自我が発達している成長期間です。自分自身で決めたいという意思がとても強くなっているので、そんなときは「選択肢」を与えてみてください。

選択肢が1つしかない場合は「はい」か「いいえ」としか答えないのに、2つの選択肢がある場合は、どちらかを選ぶ傾向があります。

そのため、なるべく選択肢を増やしてあげて、子どもの意思を尊重しながら、選ぶ楽しさを学ばせてあげましょう。

4.しっかりと睡眠をとらせてあげる。

睡眠不足の場合、大人でもイライラしてしまいますよね。子どもも同様に、しっかり睡眠がとれていないとイライラして機嫌が悪くなってしまいます。

お昼寝の時間や就寝時間を意識することで、きちんとした睡眠がとれるので、子どもの機嫌が良い時間が増えて、感情のコントロールがしやすくなるんです。

5.場合によっては、落ち着くまで放っておく。

気をそらしても、寝かせても、何をしてもダメな日はあります。

「今日は手強いな~。」「何を言っても聞いてくれない。」そんな日は、泣きわめこうが、床に寝転がろうが、気持ちが落ち着くまで放っておくのも1つの接し方です。

放っておくのは、気が引けるママも多いと思いますが、案外ケロッと切り替えてくれる場合もあるんですよ。

外出先では、なかなか勇気がいる行動だと思いますが、お家で試してみるのも良いかもしれませんね。

6.しっかりと言い聞かせる。

イヤイヤ期の2歳児は、言うことを聞いてくれないのが特徴です。ですが、全ての行動に対して1つ1つ言い聞かせていては、ママの負担が大き過ぎますよね。

そんなときは、大事なポイントを見極めて言い聞かせてみましょう。

例えば、「お友達を傷付けてしまったとき」「命の危険があるとき」など、「このポイントだけはダメだよ。」とルールを理解させることが大切です。

7.疑問にきちんと答えてあげる。

2歳児によくある行動として「なに?」「どうして?」と、何に対しても聞いてくることがあります。

同じような疑問の繰り返しで、ついつい曖昧な返事やきつく言い返してしまったりしていませんか?

冷たい接し方ではなく、1つ1つの疑問に丁寧に答えてあげることで、日々のイヤイヤも軽減されるんですよ。

8.やりたいことをやらせてあげる。

「あれがやりたい」そんな子どもの気持ちが分かっていても、時間が無いときや汚れてしまうのが嫌なとき、ついつい自分の都合で「だめ」と言ってしまっていないですか?

無理にやめさせることで、余計に反抗心が大きくなってしまいます。毎回じゃなくても良いので、時には思いっきり子どものやりたいことをやりたいようにさせてあげては、いかがでしょうか?

9.ママとパパを交換して、気分転換させる。

ママの接し方と、パパの接し方は、全くと言って良いほど違いますよね。それを活かして、家族全員で気分転換をしてみましょう。

気分転換というのは、いつもママが声掛けしていたことをパパに代わってもらったり、ママと子どもの2人だけで時間を気にせず遠出をしてみたり、ママがいない日を作ったり。

子どもだけでなく、ママもリフレッシュできる良い気分転換になりますよ。

全ての接し方を完璧にこなす必要はありません。そのときの状況や、子どもの行動などに合わせて、臨機応変に接し方を変えてみましょう。

さまざまな接し方を試してみることで、イヤイヤ期を乗り越えるヒントが見つかりますよ。

イヤイヤ期の2歳児へのやってはいけないNG行動

1.感情的になる。

毎日イヤイヤ期と向き合っているママにも、我慢出来ないときはありますよね。

そんなとき、ついつい感情的になってしまいますが、事態は悪化するだけです。きつく当たってしまったり、冷たい態度を取ってしまいがちですが、相手は2歳児です。

一度、深呼吸をして冷静になって、感情的にならないように心がけましょう。

どうしても耐えられない場合は、パパや親族に協力してもらってリフレッシュする時間を作ってみてくださいね。

2.予定時間ギリギリに行動する。

時間が無くて焦っているとき、自分のことでいっぱいいっぱいになってしまって、子どもに構ってあげられないときがありませんか?

朝の忙しい時間帯や、予定が詰まっている日に限って、イヤイヤ期は発動します。

急いでいるせいで「早くして!」「ちょっと待ってて!」など、冷たく対応してしまわないよう、時間に余裕を持って行動しましょう。

3.ママの意見を先に主張する。

子どもが嫌だと伝えてきたとき、「これをして欲しい」「今は忙しいから」など、ママの意見を先に主張していませんか?

イヤイヤ期の2歳児にとって、「共感してくれること」が心の安定剤になります。子どもが嫌だと伝えてきたときは、「そうだよね」「やりたかったんだね」など、1番初めに共感してあげることが大切です。

共感してあげることで、気持ちが落ち着き、「嫌だ!」と感情を荒げることも少なくなります。

イヤイヤ期は、自分が伝えたいことが上手く伝えられない時期でもあるので、気持ちを代弁することを心掛けましょう。

4.「まだできない」と決めつける。

イヤイヤ期は、自我が発達している時期なので、何事にも自分1人で挑戦したい気持ちが強くあります。

ママや周りの大人からすると、「まだできないでしょう」と思うようなことも、挑戦したくなるんです。

そんなとき、頭ごなしに「できるわけないよ!」と否定してしまうのは、なるべく避けましょう。まずは、一度挑戦させてあげてみてください。

1人で出来てしまえば結果オーライですし、出来なかったときには優しくフォローしてあげることで、次の成長に繋がっていきます。

5.ダメな箇所ばかりに目を付ける。

イヤイヤ期は、叱ることが一気に増えてしまうので、どうしてもダメな箇所ばかりに目がいきがちです。気付いたら、褒める回数が減っていたなんてこともあるんです。

イヤイヤ期だからこそ、お手伝いをしてくれたときや、時間通りに過ごせたとき、小さな出来事でもたっぷり褒めてあげましょう。

万が一、何かに失敗してしまった場合は、責める・叱るのではなく、手伝ってあげたり、アドバイスをする優しいフォローが大切です。

イヤイヤ期はいつからいつまで続く?イヤイヤ期に入る原因って?

全く言うことを聞いてくれない「イヤイヤ期」。いつになったら抜け出せるのか?イヤイヤ期に入る原因はなんなのか?ご紹介していきます。

イヤイヤ期は、いつからいつまで続く?

一般的に、イヤイヤ期は「1歳半~2歳」にかけて始まると言われています。

イヤイヤ期が始まると、やりたいことが思うようにいかなかったときに激しく泣いたり、怒ったり、感情を止められなくなってしまいます。

激しく泣いたり、何を言っても聞かない時期は、言葉が上手く伝えられるようになるまで続くことが多いんです。

そのため、1歳半~2歳までがイヤイヤ期のピークとなり、言葉が上手く伝えられるようになってきた3歳には、だんだんと落ち着きを取り戻します。

そして、ほとんどの子どもが、4歳までにはイヤイヤ期を終えます。

もちろん、イヤイヤ期にも個人差があります。全くイヤイヤ期が無い子どももいれば、1歳半から激しいイヤイヤ期が始まる子どもや、4歳を過ぎてもイヤイヤ期を引きずってしまう子どもなど、さまざまです。

そして、子ども自身の性格や、両親の接し方で、イヤイヤ期にも違いが出るんですよ。

イヤイヤ期に入る原因は?

イヤイヤ期に入る原因として、

  • 自分の気持ちを上手く伝えられない。
  • 甘えるなどの欲求をコントロールできない。
  • 自分でやりたい、指示されたくない。
  • 気持ちに体が付いてこない。

この4点が当てはまります。

話せるようになって間もない2歳児は、なかなか自分の気持ちを的確に伝えることが出来ません。その苛立ちから「嫌だ」と言ってしまうことが多くあります。

「嫌だ」と口にしていても、もちろん甘えたい欲求もあります。

「もっとこっちを見て欲しい」そんな気持ちに気付いて欲しいために、わざと困らせたり、反抗的になったりするのもイヤイヤ期の特徴なんですよ。

そして、「自発性」と「自立心」が同時に芽生えてくるので、指示されたくない気持ちや、気持ちの切り替えが上手く出来ずに、反抗してしまうことがあります。そんなときには、優しく受け止めてあげましょう。

体を動かす機能も発達してきているので、やりたいことには挑戦させてあげましょう。

心配する気持ちも分かりますが、先回りしたり、手伝ったり、なるべくせずに、頑張りを見届けてあげることで、自信に繋がっていきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?「魔の2歳児」「イヤイヤ期」はママにとってとても大きな壁ですが、いつかは必ず終わりが来ます。

子どもの成長過程として大切な時期となるので、さまざまな接し方で乗り越えながら見守っていきましょう。是非、参考にしてみてくださいね。

 

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