お花見に行く前に知っておきたい!桜の種類とその花言葉は?

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桜の咲く季節って少しずつ暖かくなってきて、「あぁやっと春が来た」と実感してやっぱり楽しくなる季節ですね。

お花見の計画を立てたり、春物のファッションをチェックしたりしていますか?

そんなわくわくする季節、ふと桜の種類について考えたことありませんか?私は桜の時期にふっと「あれなんか咲き方が違う」「これはなんていう種類?」と調べてみました。

というのも、プレゼントするお花を探しに花屋さんに行くと、街中で咲く前から桜が売っているんですね。そこで、お誕生日のとてもお世話になった人に、桜を混ぜた花束をプレゼントしたんです。

花言葉と感謝のメッセージを添えて、サプライズに。とっても感激してくれて、「こんな花言葉が桜にあるなんて知らなかった!」「これから毎年誕生日に桜を飾るーっ」と、とってもはしゃいでくれた可愛い大好きな友達です(笑)

桜って、種類によって花言葉もそれぞれ違うんです。それだけ、色んな種類の桜がこの日本で長く親しまれてきたんですね。

毎年「きれい」ってだけで桜を眺めていましたが、知っているとなんだか色んな思いにふけってお花見がもっと楽しいものになりました。

そこで、私と同じようにふと疑問に思ったあなたのために、今回は桜の種類とそのそれぞれの花言葉をご紹介します。

今年はせっかくなので、桜の開花を待ちながら種類や花言葉を覚えてみてはいかがでしょうか?間違いなく、お花見に出かけるの楽しみとわくわくが一段と上がること間違いなしです。

定番の桜の種類とそれぞれの花言葉をご紹介!

日本ですっかり定着して全国的に有名な桜の種類からご紹介します。実は現在、桜って600種以上もの種類・品種が確認されているんです。

桜の通り抜けなどで細かく看板をみていくと、色んな種類・色んな名前がついていて面白いです。

実は桜全般の花言葉としては、「精神の美」「優美な女性」となっています。

西洋の花言葉では「spiritual beauty(精神の美)」と「a good education(優れた教育)」と表現します。

精神の美というのは、由来がありアメリカの初大統領のジョージ・ワシントンのこんな逸話を聞いたことはありませんか?

ジョージが幼い頃斧で遊んでいた時、父親が大切にしていた桜の木を誤って切ってしまったというお話です。これを正直に父親に話したところ、逆に素直に謝ったことを褒められ、正直者であることが大切だという教訓です。

この逸話を基に「精神の美」という花言葉が由来となったと言われています。

また、誰もが立ち止まってしまうほどの美しさ、その可憐な上品さから優美な女性に例えられているもの桜ならではです。

日本の国花ともともなっている桜は、海外からも日本のイメージが強いですよね。可憐ながらあっという間に散ってしまう桜の儚さと、その美しさから忍耐強い日本人をイメージした花言葉でもあるようです。

最も有名なソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた女性」

ソメイヨシノは全国で最も名前の知れた桜の品種です。公園や観光地に行くと、一面に満開の桜の花が咲き誇り、ひらひらと花びらが舞い散る姿。このほとんどがソメイヨシノですよね。

桜の花だけで満開になっているその姿は、混じり気のない「純粋」とされ繊細な美しさを表現しています。

誰が見ても、立ち居振る舞いまで美しい姿から「優れた美人」ともされています。

サプライズプレゼントや花束に忍ばせる時は「純粋で美しいあなたへ」と花言葉を混ぜたメッセージをぜひ添えてくださいね。

圧倒する美しさのシダレサクラ、その花言葉は「優美」「ごまかし」

しだれている桜は、その満開の姿は優美で美しく、まるで着物を着た優美な女性のようでもあり、ちょっと妖しさのある幻想的な姿でもありますね。

そんな姿から「優美」という花言葉が使われています。でも、「ごまかし」とはどういうことなんでしょうか。

しだれた姿が何かを隠している様、幻想的な姿、このしだれた枝に隠れる様を表現しているとも言われます。

もしかしたら何か昔話があったのかもしれないですが、実はその詳しい由来ははっきりとしていません。

昔の京の都の川沿いで咲き誇る枝垂れ桜、何か隠れた恋路があったのかな、な~んてぶらぶらしながら思いを馳せてみるのも楽しいです(笑)

優雅に花開くヤエザクラの花言葉は「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」

八重桜は里桜と呼ばれたり、牡丹の花にもにていることから牡丹桜とも呼ばれます。

何枚もの花びらが八重に重なるさくらの種類です。花と同時に葉もつけるため、その緑と鮮やかな桜色のコントラストが美しい種類でもあります。

八重桜にもいろんな種類があり、「菊」の表現を名前に持つ八重桜の種類は、一輪の花びらに300枚以上もの花びらを付けるものもあります。通常の桜の花びらは5枚なので、圧巻ですね。

ソメイヨシノとはまるで違い、ポンポンポンと大輪の桜の花をつける姿から「豊かさ」や内面が豊かな様子を「善良な教育」と表現しています。

ソメイヨシノは一気に咲いて一気に散ってしまう、ちょっぴり派手な賑やかなイメージです。

そんなソメイヨシノが散る頃にゆっくりと咲き、比較的長い期間、満開の状態を楽しめるのもこの八重桜の特徴です。落ち着いていて、しっとりと咲く様子から「しとやか」な印象がありますね。

ぜひ見つけて欲しい!ちょっと珍しい桜の種類とその花言葉をご紹介。

定番の桜の種類とその花言葉をご紹介しましたが、前章でもご紹介した通り、現在600種以上もの桜の種類が存在しています。

その中でも、ぜひ一度桜の名所や観光地、身近で探してみて欲しい桜の種類とその花言葉をご紹介します。よ~く見ると、意外と身近にもあったりするんですよ。

そんな私も田舎の実家の庭にこんな桜があったなんて、と驚いたのはほんの数年前です(笑)ぜひ、探してみてくださいね。

意外と色んなところでひっそり咲いているヤマザクラ

聞いたことがあるけど、「これがヤマザクラ」と認識している人が少ないのがヤマザクラです。

山登りが好きなら、よく知っているかもしれないですね。そんなヤマザクラの花言葉は「あなたに微笑む」です。他にも「純潔」「高尚」それからひっそりした様子から「淡泊」「美麗」とも言われます。

昔はたくさん民家にも通りにも咲いていましたが、今ではほとんどがソメイヨシノになってしまって見かけることが少なくなりました。また、殆ど目立たない存在なので気づかないことも多いのがこの種類なんです。

ヤマザクラの特徴は遥か昔から日本の「和歌」で詠まれてきた種類です。

ソメイヨシノと違い、若葉と同時に開花します。ソメイヨシノと比べると、本当に気づかないほどひっそりと咲いています。でもその姿がまた美しいと、評価されることも多いです。

出始めの若葉は赤いことが殆どであり、桜の花自体が小さく目立たないのも特徴です。白い、ひっそりと可憐に咲く姿が殆どですが、中にはほんのりとピンク色に染まっているものもあります。

高速を走っている時などに、山の中にポツンポツンと白い桜が咲いているのを見かけたことはありませんか?それが自生的に山でひっそりと咲いているヤマザクラです。

意外とたくさん咲いているんですよ。明治時代頃までは一番身近な桜だったので、古い街並みにはまだまだ残っているので探してみてくださいね。

気候によっては1月から咲き始めるカンザクラ

こちらはニュースで見かけることもあるかもしれません。早ければ1月から、2-3月のまだ寒い時期に咲くので寒桜と言われます。

淡い赤色や濃いピンクと表現される鮮やかさがも特徴です。熱海で咲き誇る姿が有名で、「あたみ桜」とも呼ばれています。

この寒桜の花言葉は「気まぐれ」また「あなたにほほえむ」とされています。まだまだ寒い時期に満開に咲く姿、年によってはもっと早い1月から咲く様子から気まぐれと言われるのは納得でしちゃいますね。

「あなたにほほえむ」なんて花言葉を知ってしまうと、一番寒い時期である1~2月に咲く姿は、まるで春が来ることを告げてこちらにほほえんでいるかのようにも見えてくるから不思議です。

小さな可憐な姿が特徴のマメサクラ

背丈が低く、小さな桜の木をご存じですか?この小さなマメザクラは3~10m程の背丈で、日本で自生している桜の原種のひとつでもあります。

富士山や箱根に多く咲いているため、富士桜や箱根桜とも呼ばれています。盆栽などでも人気の桜なので、色々育てている方が近くにいればお手入れしているかもしれないですね。

このマメザクラにも花言葉があり、「優れた美人」とされています。ひっそりとしたたたずまい、控えめで可憐な様子、優しい淡い色からイメージされています。

咲きはじめは白いのですが、満開になっていくとだんだんと濃い赤みの強いピンク色になっていくものもあります。

あまり有名は桜ではないものの、見つけたらその可愛さに心が躍るそんな桜です。

まとめ

この記事では有名な桜と、ちょっと珍しい桜の種類それぞれの花言葉をご紹介しました。

桜の開花がちょっぴりいつもよりも楽しみになりますね。今年のお花見ではぜひ、ちょっと珍しい種類を探してみたり花言葉から昔の暮らしを連想してみたりしてみてください。

そんな楽しみ方をしてみるのも、なんだか風情があっていいですね。

 

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